広告 不登校

【実録】不登校の子どもへの対応と接し方10選。親に出来る事は?

自分の子どもが不登校になってしまうと、想像以上に苦労が多いと思います。

自分は何がしてあげられるのか、どうすればいいのか、学校へは再びいけるのか、など色々な不安を感じると思います。
自分の子どもです。不安を感じて当然です。

しかし、一番不安を抱えているのはお子さん自身です。

子どものためにも親はしっかりとすべきなのです。
なので、今回は「不登校児」の声を元に親にされて嫌だった言動、行動をまとめました。

自分は知らず知らずのうちにしてないか、注意しながら見てみてください。

親が言ってはいけない言葉

まずは、親が不登校児に言ってはいけない言葉です。

何気ない一言でも、不登校になった子供は繊細になっているので、傷ついてしまいます。
日々の言動に、注意しながら見ていきましょう。

考えすぎじゃない?

子どもに何か相談されたとき「そんなの考えすぎじゃない?」「あなたの気のせいよ」「自意識過剰じゃない?」など言ったことはありませんか?
特に「人が怖い」「人の目が気になる」「人付き合いが苦手」などと言った相談に安心させるために、このような声掛けをすると思います。

絶対にやめてください。

子どもは自分が考えすぎなのは嫌なほど分かっています。
でも不安なのです。

これは、自己肯定感が低いタイプのお子さんによく見られます。

自分がダメな存在→人が自分を蔑んでいる気がする→人が苦手

こんな感じで考えてしまうのです。
こういった悩みを抱えている人に「考えすぎじゃない?」は突き刺さる、不安を煽る言葉です。

絶対にやめましょう。

学校はいつ行くの?

不登校になりたての子どもに「学校は行かないの?」「いついくつもり?」などと声を掛ける親は多いと思います。

絶対にやめましょう。

子どもは、学校に行かなければならないという気持ちにいつも追い詰められています
自分自身が一番わかっているのです。

でも、出来ない。
そんな格闘を心の中で、毎日しています。

そんな中、自分の味方であるはずの親がそんな発言をしては、お子さんは不信感を抱えるでしょう。
無駄な悩みを増やさないために、グッと言葉をこらえましょう。

でも、学校に行かず子どもが心配という方もいるでしょう。

自分の子どもが学校に行かず、家でダラダラしていると心配になる気持ちは分かります。
ですが、安心してください。

これは、実際私が不登校だった時の話になりますが、私は半年間ゲームしかしなかった時期がありました
不登校になったことで、一時的な無気力状態になり、それが半年間続いたのです。

半年間たったある日、急に勉強する気が出てきました。
半年間です、半年間。

壊れた心を治すには、それくらいの年月が必要です。

なので、苦しいと思いますが、学校関係の話しはしないようにしましょう。

勉強しないの?

これは先程も言った通り、不登校になった時は一時的な無気力感に包まれます。
勉強がしたくても出来ない状態になるのです。

なので、勉強を強制させるのは、無気力感を増長させることに繋がるのでやめましょう。

「勉強は出来ないのに、ゲームは出来るんだ」などといった言葉を言う人もいますが、やめましょう。
そもそも、自分の娯楽のためのものと、将来のために強制させられるものは、天と地ほど違います。

長い目で子どもを見守りましょう。

将来はどうするの!

不登校になって子どもの将来を心配し、このような声掛けをする方がいます。
絶対にやめましょう。

不登校になったお子さん自身さえ、自分が何になるのか、自分自身の将来は分からず、不安を抱えています。
そんな中、親からこの言葉を言われると、余計な不安を煽る形になってしまいます。

親が自分の子どもを心配する気持ちは分かりますが「子どもを待つ」のが大切です。

親が絶対にしてはいけない行動

次は、親が絶対にしてはいけない行動をまとめました。

自分自身はしていないか、しようとしていないか注意深く見てみてください。

ゲームを取り上げる

不登校になって、ゲームばかりやるように子どもがなってしまって、ゲーム機を隠したり取り上げる人がいます。

先程も言いましたが、不登校になりたては一時的な無気力感に苛まれます。
鬱の症状に近いでしょう。

そんな中、唯一の娯楽を取り上げる。
餓死しそうな人から食べ物を取り上げるような行為です。

絶対にやめましょう。

ゲームばかりして、心配なのは分かります。
少しでも勉強をしてほしいでしょう。

しかし、子どもはゲームで心を癒している途中です。
ゲームは子供にとって回復薬なのです。

回復の途中で、回復薬を取り上げてしまうと、hpも満タンになっていない中途半端な状態で頑張らなければいけない状態になってしまいます。
十分に回復するためには、親は子どもを待つしかないのです。

グッと堪えましょう。

無理やり子どもを部屋から出す、外出・学校に行かせる

子どものためを思って、部屋に籠っている子どもを無理やり外に出させたり、学校に行かせたりする親がいます。

絶対にやめましょう。

そもそも、外に本人が行きたくないと言っているのに、親が口を出すのが見当違いです。
「自分の子ども」「でも心配」そう思っているかもしれませんが、その感情は自己満です。

子どもは「外に出たくない」と拒否しているのに、自分の自己満のために外出をさせる。
子どもといっても一人の人間です。

心配なのは分かりますが、本人が拒否していることを、無理やり他人がさせるのはお門違いです。
そして、無理やり外出させると、親への反抗心からますます部屋に閉じこもるようになります。

逆効果なので、やめましょう。

本人の同意なしに専門家の所に連れていく

良かれと思って、本人の同意なしに専門家などに子どもを連れて行ったことはありませんか?

やめましょう。

本人の同意なしに専門家に相談しても意味はありません。
子ども自身が心を閉ざしていて、それを打ち明ける勇気を持っていない状態で、何かを相談しても意味はありません。

どうしても心配で、他人に少しでも悩みを吐き出してほしいという人は、子ども自身にコンタクトを取ったうえで決めましょう
実際に悩んでいるのは、あなたではなく子どもです。

本人に許可を取ったうえで、専門家の所に相談しに行きましょう。

ため息

子どもの事や、それ以外の仕事の事などで、子供の前ため息をつくことはありませんか?

出来る限りやめたほうがいいです。

不登校になった子供のメンタルは繊細です。
親の少しの機嫌の変化でも、悩んでしまいます。

ため息は自分の事で出ているんじゃないか。
自分が不登校で迷惑をかけているから、ため息をついているんじゃないか。

などと、考えすぎてしまいます。

ですが、ため息はどうしても出てしまうと思います。
そういう時は、「最近仕事・家事がこう言う理由で大変なんだよね」と一言付け足しましょう

子どもの事で、ため息をついた訳じゃない事を子ども自身に伝えるよう心がけましょう。

ママ友を家に勝手に呼ぶ

自分の友達を家に勝手に呼んだり、子ども自身に伝えないまま友達を招待したことはありますか?

やめましょう。
必ず子ども自身にコンタクトを取ってから呼びましょう。

ですが、不登校中の子どもが家にいるときに友達を呼ぶのはなるべく少なくした方がいいでしょう。
何気ない世間話でも、子どもは外部からの刺激に弱いです。

だから不登校になって外からの関わりをシャットアウトしているのです。

ママ友などと合う際には、喫茶店など家ではない場所で話すのが最善です。
なるべく、子どもに刺激を与えないように行動しましょう。

子どもにしつこく悩みを聞く

子どもが何を悩んでいるか知りたくて、質問攻めをしていませんか?
ストレスになるのでやめましょう。

自分の裸を無断で人に見られるのは嫌ですよね?
自分の悩み、心をさらけ出すというのは、自分の裸を見せるような行為と同等だと思います。
思春期なら、尚更その気持ちが強いでしょう。

子ども自身が心の整理が出来るまで待つ
これが鉄則です。

感情的になる

不登校になって子どもに感情的に怒鳴ったりしている人はいませんか?
良かれと思ってやっているなら、今すぐやめましょう。

先程にも書きましたが、不登校中の子どもの心は繊細です。
そんな中、大きな声で感情的に物を言いつけられたら萎縮してしまいます

悩みを解決するどころか、悩みを心に閉じ込めてしまいます。
逆効果です。

感情的にならず、一旦深呼吸して自分を落ち着けましょう。

親だけが積極的

子どもを置いてけぼりにして、自分だけ前のめりになっている人はいませんか?
直した方がいいでしょう。

まず、悩んでいるのは子どもです。
良くも悪くも、あなたは保護者でしかありません。

悩んでいるあなたではなく、本人なのです。
それを履き違えて、親だけが前のめりになって、子どもが怖気づいている事例は数多くあります。

悩んでいるのは自分じゃなく、子どもだという事を頭に入れて行動しましょう。

大切なのは「待つ」だけ

子どもが心配なのは分かりますが、親は子どもを「待つ」しかないのです。
子どもが意欲を出してくれるまで、元気になるまで、親は陰で見守っているしか出来ないのです。

親は悩んでいる本人ではないので、あくまで支えにしかなりません。
解決するのは本人、不登校のお子さん自身なのです。

それが出来る元気を子どもが溜められるまで、親はひたすらに「待つ」しか出来ないです。

心配なのはやまやまですが、自分自身の子どもを「信頼」して待ってあげましょう

まとめ

これまでやってはいけない行動をあげてきましたが、どれも愛情が空回りして起こってしまっている出来事だと思います。

一方的な感情は時に迷惑です。
何事も受け手が満足しないと、ありがた迷惑のほか何物でもないのです。

これまでに挙げてきた事を頭に入れて、一方的ではなく子どもにあった愛情の注ぎ方を試してみてください。
子どもが最後に頼るのは親です。 子が安心、信頼を置けるような対応をするよう心がけましょう。

不登校のお子さん、そしてこれを読んでいる人の悩みが、無事解決されることを願っています。

-不登校