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【実話】不登校が治る期間は平均何か月?親はどうすればいい?

不登校を克服する期間は平均どれくらいかかるんでしょうか?

そこで、実際に不登校だった体験談と絡めながら「どれくらいの期間が必要なのか」「親は何が出来るのか}「学校へ再登校は出来るのか」をお伝えします。

現在、不登校のお子さんを持っている保護者様の役に立つと嬉しいです。

不登校が治る期間はどれくらい?

不登校を克服する期間は、平均「3か月~1年半」と言われています。

私の場合は「半年間」不登校でした。
昔不登校だった経験を持つ人に聞いてみても、半年から8か月くらいの人が多かったです。

この治る期間は、元気がでる期間を指します。

学校に再登校したりするのは、プラスで3か月くらいかかるでしょう。

元気が出る期間とは?

元気が出る期間と言いましたが、何のことか分からないですよね。

不登校が元気になる期間は「失った気力を取り戻した」時期を指します。

そもそも、不登校になる理由は「自分の限界をキャパオーバーして、心が壊れた状況」になったからです。
その壊れた心を癒す期間を「不登校」と言います。

だから、心を治すのに気力を使うので、勉強などをやる気がなくなってしまうのです。

心が回復してくると、それに当てていた気力を他のものに回せるので、やる気が出てきます。
その元気が出る期間を不登校の回復期と言います。

回復期のお子さんを見極める方法は、別の記事に書いてあるので是非見てください。

回復期に入るまで親は何すればいい?

不登校のお子さんが回復期に入るまで、親は何もしてあげれません。
出来ないと言った方が正しいでしょう。

理由は自分の心は自分でしか治すことが出来ないからです。

例えば、骨折したら自分の治癒力でしか治すことが出来ませんよね?
他人の骨を借りる事も出来ないし、他人の治癒力を使うことも出来ません。

心の傷も同じです。

自分の傷は自分しか治せないので、本人じゃない親が出来る事は何もないのです。

強いて言えば、子どもが回復するまで刺激を与えずに「待つ」ことくらいですが、少ないけれど親に出来る事もあります。

「回復期前」親に出来る事(サポート内容)

回復期に入る前は、とにかく刺激を与えないことを心がけましょう。

サポート内容はお子さんに回復期間を設けることです。

この回復期間内は、ゲーム三昧・ダラダラして何もしない時期です。
とにかく子どもの好きにさせましょう。

<これをしてほしい!!>
・習い事(本人が望んでいたら)から遠ざける
勉強の事を話題に出さない
・お子さんが一人で考えられる時間を作る
悩みを無理に聞かない
・学校へ行くことを強制しない
・同年代の子の話をしない
出来るなら日中子どもと家にいる・見守る(自殺を防ぐため)
・怒鳴らない
(親への暴言・お金の不正利用・犯罪行為などは別。ただし動機・悩みを必ず聞く)
子どもの相談を後回しにしない

 

<絶対にしちゃダメ!>
・Wi-Fiを止めてゲームから遠ざける
・学校へ行かそうとする
・無理に専門家の元に行かせる
不登校を責める
・「勉強できないのにゲームは出来る」などの子どもの行動を否定する発言をする
・悩みを無理に聞こうとする

自分の話になりますが、私が不登校だった時は、親が家にいました
会話は一切なかったですが、自殺防止のために見守る形で母親がいました。

これが結構心強かったです。

何も言わずに見守ってくれる人が自分のそばにいる・味方がいる「自分は一人じゃない」という状態が心地よく感じました。

不登校になったばかりの子どもは、自己肯定感が低くなります。

「同学年の子は学校に行っているのに、自分は行けてない」
「もしかしたら親は迷惑と思っているかも、、?」と卑屈になっています。

そんな時期に「自分はあなたの味方だよ」と自分の親から背中をさすられたら気持ちも安らぎます。
出来る人だけでいいので、自殺防止もかねて子どもを見守ってあげましょう

よく、子どもの好きにゲームをさせて大丈夫なのか不安で、勉強をさせようとする親御さんがいます。
子どもが廃人化しないか不安になりますよね。

私は不登校当時、0時に寝て14時くらいに起き、そこからずっとゲームという生活をしていました。
ですが、半年過ぎればゲームが飽きてきました

気力が回復して、自分が今いる状況がヤバいと感じる心の余裕が出てきました。

先程も言いましたが、不登校になる理由は「自分の限界をキャパオーバーして、心が壊れた状況」になったからです。

そんな時期に無理して勉強をさせても、勉強内容は頭に入りません。
さらに、中途半端な回復から復帰するので、また不登校になる可能性が高くなります

回復期前に勉強をさせる事は、不登校を長引かせることに直結します。

早く社会に復帰してほしいなら、尚更この時期は子どもの好きにさせましょう。

回復期に入ったらどうすればいい?

では、お子さんが回復期に入ったらどうすればいいのでしょうか?

答えはサポートしてあげるのが正解です。

あくまで、判断はお子さん自身にさせ、自分はサポートだけをする。
これを心がけましょう。

「回復期後」親が出来る事(サポート内容)

回復期が過ぎたら、いよいよ勉強を始めて良い時期です。
「子どもの意思を尊重する」ことを心に生活しましょう。

<これをしてほしい!>
子どもと一緒に勉強する
・子どもと話す時間を徐々に増やす
(ゲームの内容・ハマってる趣味など楽しい話題を中心に)
少しずつ子どもの生活リズムを戻していく
専門家への相談
(子どもの状態を第三者に見てもらう・子どもが第三者に頼れる状態を作る事が目的)
・子どもがやりたいと言ったことをさせる
・しつこくない程度で悩みを聞いてみる(子どもが嫌そうだったらやめる)

 

<絶対にしちゃダメ!>
一気に勉強をさせる
・習い事を再開させる
・学校に無理矢理通わせる
ゲームを取り上げる(時間を制限する)
・生活リズムを一気に正そうとする
・子どもがやりたいことを否定する
・不登校を責める

この時期は、子どもが積極的に勉強をしようと思う期間です。
ですが、無理は禁物です。

まだまだ回復途中なので焦らず、ゆっくり体を慣らしていきましょう。

勉強時間は15分から徐々に増やしていくのがおすすめです。

長らく勉強していないので、いきなり勉強量をマックスにすると、すぐ限界が来ます。
さらに、勉強の抵抗感も強まっている状態なので無理にさせると、せっかくのやる気がなくなってしまいます。

まずは「勉強の抵抗感をなくす」ことを目標にしましょう。

回復期が終わったからゲームはもう辞めらせていいでしょう?という人がいます。
絶対にやめてください。

回復が大方終わったと言っても、まだまだ子どもの心は不安定な状態です。
さらに、勉強を始めるというストレスもかかることになります。

子どもの息抜きにも、ゲームは好きにさせましょう

学校へ再登校は出来る?

回復期に入りしばらくたったら、学校に行けるようになるのか気になりますよね。

結論、行ける人は学校に通えます。

私は中学1年生の時に不登校になったのですが、中二の新学期から学校に通う事ができました。
勿論、高校にも行けています。

ですが、学校に行けない人も勿論います。
そういう人は、フリースクールに行ったり、教育支援センターに通ったりして学校の単位を取っていました。

これは、お子さん自身の問題です。

なので、行ける人は学校に投稿できるようサポートをしましょう。
無理な人は支援センターを探したりして単位を取れる場所を探したり、お子さんに快適な環境を見つけてあげましょう。

親が出来る事は、あくまでも「サポート」という事を覚えておきましょう。

まとめ

不登校から立ち直る期間は、平均「3か月~1年半」
親が出来る事は「子どものサポート」のみ。

今回が伝えたいことはこの2つです。

不登校を克服するのは、本人でしか出来ません。
親はゆっくり子どもを待ってあげましょう。

不登校のお子さんが元気になる事を祈っています。

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