よく、通信制高校は行くな!と言っているツイートやネット記事を見かけますよね。
通信制高校は行かない方がいいんでしょうか?
結論、それらは全て「嘘」です。
通信制高校に入って、後悔したことはありません。
ですが、デメリットは勿論あります。
そこで、実際に通信制高校に入って感じたメリット・デメリットをお伝えします。
皆様の高校選びの参考になれば幸いです。
通信制高校のメリットは?
通信制高校のメリットはちゃんとあります。
今回は、私が実際に通信制高校に通学し感じた、良いことを5つ紹介します。
また、全ての通信制高校に共通するメリットを書くので、学校によって対応が違う事はございません。
安心してみていってください。
登校日数を自分で選べる
一つ目は「登校日数を自分で選べる」ことです。
多くの通信制高校は、自分で通学日数を決めることが出来ます。
さらに、選ぶコースによって細かく通学日数を選択することが可能です。
メジャーなのが3~4日通学するコース、1か月に一回通学するコースです。
中には週5で通うコースもあります。
この通学日数は、コース替えをすれば自由に変えれるので、自分のペースに合わせた学習スタイルを確立できます。
このように、自分に合った学習スタイルを選択することは、全日制高校では出来ません。
単位制なので、留年がない
通信制高校の多くは、単位制です。
単位制とは、必要な単位数を習得すると卒業できる制度です。
全日制高校は「学年制」を取っています。
単位制と学年制の違いは「登校日数」にあります。
学年制は、一定の成績+登校日数に達していないと、卒業できません。
一方単位制は、必要な単位の通学のみで最低限のスクーリングで卒業できます。
さらに、習得できなかった単位は再修得すればいいだけなので、留年はまずないでしょう。
通信制高校では毎日の通学が困難な人だったり、朝早くに起きれない人も、単位を修得出来て卒業することが出来ます。
これは全日制高校では無理なので、通信制高校ならではのメリットです。
専門性が高い授業を受けれる
通信制高校は、専門性が高い授業を行っている所が多いです。
勿論、高校卒業だけを目標にしたコースもあるので安心してください。
私が見た中では、美容師・ネイル・ヘアメイク・イラスト・スイーツ作りなどの授業を行っていました。
そして、それらを専門のプロが教えてくれます。
さらに、医療事務や美容師、ウェディングプランナーの仕事を、実際に月2~3回体験授業している所も中にはありました。
プロの講師から専門性の高い授業を学べる+それらを経験出来る事は、通信制高校の大きなメリットです。
人付き合いが気楽
通信制高校は、自分と同じ悩みを持った人が入る確率が高いです。
例えば、人付き合いが苦手だったり、朝起きるのが苦手、学校が行けなかったなどなど、、
もしかしたら、自分と同じ境遇で入った人もいるかもしれません。
そういった人たちとコミュニケーションを取れるのが、通信制高校の強みだと思います。
確かに人付き合いは苦手だけど、自分と同じ悩みを持った人なら話せるかも、、
この「もしかしたら」を生み出すチャンスが多いのは、全日制より通信制高校の方が多いです。
勿論、中には専門的な授業を受けたいから、入学した人もいます。
通信制高校は、良くも悪くも入学する生徒の幅が広いので、色んな人を見て、交流することが出来ます。
高校生になると、小中学校より精神が大人になるので、そういった意味でも人付き合いは気楽になりますね。
メンタルケアが充実している
多くの通信制高校は、資格を取っているカウンセラーを学校に雇っています。
中には、高校に突然通えなくなった生徒のために、自宅訪問をする高校もあるくらいです。
通信制高校は、中学校不登校だったり、悩みを抱えて進学する人が多いです。
なので人一倍、生徒のメンタルケアを大切にしています。
心が不安定な生徒さんには、心強いですね。
通信制高校のデメリットは?
次に、通信制高校のデメリットを3つ紹介します。
これも、メリット同様全高校に共通していることを書きます。
そして、これらはあくまで私個人が感じた事なので、ご了承ください。
入学する人の幅が大きい
通信制高校は、良くも悪くも入学する人の幅が大きいです。
先程も言いましたが、通信制高校は不登校だった人、専門的な授業を受けたかった人が主に入学します。
ですが、中には単純に成績が足りなくて通信制高校に入った、素行の悪い生徒もいます。
全日制高校は、入る偏差値によって似たような人が集まります。
ざっくりいうと、不真面目な生徒と真面目な生徒で組み分けが出来るのです。
しかし、通信制高校はそういった組み分けがありません。
ほとんどの通信制高校は、面接と作文で受かるので、不良生徒と同じクラスに入る事になります。
勿論、学力順でクラス分けはありますが、それは中学の内容が必須な「数学」「英語」などに限られます。
その他の教化は、高校から新しい知識をつけていくので、組み分けはありません。
授業を妨害する人、タバコを吸ったりと素行が悪い人とかみ合うかもしれないのが、通信制高校のデメリットです。
自主的に勉強しないといけない
通信制高校は、自分できちんと計画を立てて勉強しないといけません。
初めのうちは出来るかもしれません。
しかし、自分ひとりで勉強するとなると中々続きません。
勿論、学校の先生方と勉強のスケジュール表はちゃんと立てます。
ですが、月1回の通学日数の人たちは、先生と顔を合わせるやり取り自体が少ないです。
なので、自分で計画を立てて単位を修得していかなきゃいけません。
通信制高校は、そういった自主性を求められます。
自分で勉強するのが、苦手な人ははっきり言って向きません。
なので、通信制高校の中にある「全日制コース(週5通学)」に入る事をおすすめします。
大学進学が難しい
通信制高校は、学力が少し低い傾向にあります。
誰でも入れる事が売りなので、授業は基本「基礎固め」と思っていいでしょう。
なので、大学進学を目標としている人は塾も通わないといけません。
そうしないと、応用問題など難しい問題は解けないでしょう。
誰でも入れることが仇となった、デメリットですね。
まとめ
通信制高校
「メリット」
・マイペースで学べる
・専門性の高い授業を学べる
・メンタルケアが充実している
「デメリット」
・簡単な授業
・素行不良の生徒もいる
・自主性が求められる
これが今回伝えたかったことです。
いかがだったでしょうか?
これまで色々言って来ましたが、私は通信制高校はメリットの方が大きいと思います。
何か特定の期間に少なくても良いから、足を運ぶことは大事な事です。
それを挑戦できる所としては、とてもいい場所だと私は思います。
皆さんの悔いのない高校選びが出来る事を願ってます。