子どもが不登校、自分が不登校で勉強をどうしていいか分からない!
やる気も出ないしどうしたらいいの!!
そんな悩みを抱えていませんか?
そこで、元不登校の私が「実際」にしていた勉強法、5科目全ての問題集を皆様に伝授します。
勉強するまでの過程、勉強を始めた時期、どうやって勉強したのかを順に追って説明するので、是非最後までご覧ください。
勉強を始めた時期は?
私は中学1年生の5月頃不登校になり、約半年後(12月~1月頃)勉強を再開しました。
その、半年間は一切勉強をしていません。
ゲームのみしてました。
そして中学2年生の時、もう一回学校に復帰したのですが勉強面に支障は全くありませんでした。
一学期の定期テストで5科目500点中445点を取れるくらいです。
その後、また不登校に戻ったので余り意味ないんですけどね(-_-;)
そんな私ですが、不登校期間中は塾には一切行っていません。
自宅学習だけで、学校復帰まで勉強面を補う事が出来ました。
注意:不登校になりたては勉強をするな!
不登校になりたては、全くやる気が湧きません。
特に「勉強のプレッシャー」「友達との交友関係」「いじめ」「定期テストが怖い」「何となく学校が嫌、勉強が嫌」「何か分からないけど不安」などの理由で不登校になった人に当てはまるでしょう。
「不登校=壊れた心を治している状態」なので、気力が湧かないのが正常です。
なので、活力を回復するまで好きな事を飽きるほどしてください。
一日中YouTubeを見るのも良し、ゲームするのも良し、何でも良いので自分に負担にならないことをして時間をつぶしてください。
親御さんは「そんなことして大丈夫なの?勉強しなくていいの?」と思うでしょう。
しかし、やる気0で100%の勉強をするより、やる気50で50%の勉強をする方が身に付くので、お子さんのためにもぐっと堪えましょう。
ただ「ゲーム依存症」で不登校になった人にはこの話は当てはまりません。
自宅に来てくれる専門医に話を聞いてもらったり、病院に行って適切な治療を受けてください。
「自分の体力・精神面に限界がきて不登校になった」人にのみ、この対処法をしてください。
後、自分の好きな事をするために、不登校になった子供の対策はこの後あるので、自分のお子さん・自分自身がどういうタイプなのか考えて読み進めていってください。
勉強を何故しようと思った?
先程、私は半年間勉強をせずにゲームばかりしていたと書きました。
そこで次は「勉強を始めようと思った出来事」についてお話します。
結論、何も起こっていません。
ある日突然「勉強しなきゃマズい」と思い参考書を買って、勉強を再開しました。
私は半年間ゲームだけをやることで、落ちていたやる気を活力を0から80%まで上げることが出来ました。
やる気が出てくると、だんだんゲームにも飽きてきます。
更に言うと「勉強をせずにゲームばかりしている自分に焦りを持ち、心の底からゲームを楽しめなくなる」状態になるのです。
やる気が出ないと、自分が今どんなヤバい状態なのか、人は認識できません。
活力を取り戻したから、私は勉強が出来たのです。
この不登校が焦りを持ち始める時期を「回復期」などと言います。
回復期に入る期間は、人それぞれです。
私は半年でしたが、1年かかる人もいます。
こればかりは、人によって違うので何とも言えませんが、自分の子供・自分自身を信じて待ちましょう。
回復期に入ったら、勝ったも同然です。
すぐに書店に行き、参考書を買いましょう。
ただ、勉強を再開するにあたっていくつか注意点があります。
これを守らないと、折角出てきたやる気が0に戻ってしまうので是非知識として頭に入れましょう。
まずは1科目・一日5分
勉強をするやる気が出てきたら「自分の得意科目1教科を5分」しましょう。
勉強をしない期間が長いほど、勉強に対する抵抗感が生まれます。
なので「毎日5分」を続けましょう。
そして、簡単な問題を次々と解いていきましょう。
そうすることによって「自分は出来る」と思えるようになり、自主的に勉強時間を増やすことが出来ます。
おすすめの参考書は「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズです。
この参考書は、見開き1ページを5分くらいで出来るので、勉強を再開するにはもってこいの本です。
そもそも問題の解き方が分からなく、一から解き方・やり方を知りたい人は「やさしい中学」シリーズがおすすめです。
是非使ってみてください。
この本は、中学文法・単語を一冊で学べることが出来るので、英語を総復習したい人におすすめです。
大体一日見開き1ページ、3か月くらいで終わります。
この本は、数学を解き方を丁寧に説明してくれているので、数学が得意な人・苦手だけど好きな人におすすめです。
厚さは結構ありますが、解説メインな参考書なので問題数は多くありません。
3か月~4か月ぐらいで終わります。
この本は中学国語を一気に学べます。
時制や古文・漢文など必要な知識がぎゅっと詰まっているので、国語が得意な人は取り組んでみてください。
見開き1ページ2か月ぐらいで終わります。
社会は色々な科目がありますが、おすすめは公民です。
公民は社会に出て必要な一般常識が乗っているので、将来に役立つ勉強したい人・社会が得意な人におすすめです。
見開き1ページ2か月ぐらいで終わります。
中学理科は理屈が分からないとつまらないです。
なので、どうしてこうなるのか事細かく説明してくるこの参考書をおすすめします。
厚さはありますが、解説メインなので問題数は少ないので、3~4か月ぐらいで終わります。
得意科目が終わったら?
得意教科が勉強し終わっらどうしたらいいんでしょうか。
結論「数学」「英語」「公民」のどれかを始めましょう。
国語、理科、社会は高校からの知識で何とかなる場合が多いです。
理科の化学は元素記号など中学の内容は必須ですが、高校から覚えても少し苦労しますが何とかなります。
しかし、数学や英語は中学の内容が必須です。
高校に入って少しでも楽したい場合は、勉強して損はないです。
公民は、社会に出てそのまま使える知識なので、学んでいて楽しいと思います。
覚える事を目標にするのではなく、自分にとって有益な情報を「見る」事を目的にして、勉強してみてください。
数学のおすすめテキスト・レベル順
1、やさしい中学数学、または数学をひとつひとつわかりやすくで知識をつける
2、自由自在問題集で難しいレベルを解く
3、高校入試レベルを解けるようにする
これが、数学のおすすめ勉強法です。
一ステップずつ着実に進んでいきましょう。
「ステップ1」
中1の内容が頭に入ってない人は、まずこれをやりましょう。
分かっている人は、ぱらっと内容を見て分からない問題がないか確認してください。
中2、中3の問題集もあるので、是非見てみてください。
こちらは、先程も紹介しましたが「中学3年間」の数学の解き方が乗っています。
知識をいち早く身に着けたい人は、こちらをやることをおすすめします。
「ステップ2」
自由自在問題集をする意味は、数をこなすことです。
この問題集には「基礎」「実力問題」「発展問題」があります。
実力問題まで解ければ、ある程度の学力が身についている状態です。
発展問題までとければ、高校入試問題もある程度解ける状態です。
自分の実力を測るためでもやってみてください。
出来なかった人は、もう一度ステップ1に戻り、基礎を磨きましょう。
「ステップ3」
高校入試レベルも解ければいいですが、やりたくない人はやらなくても大丈夫です。
高校受験を視野に入れている人は必ずやりましょう。
英語のおすすめテキスト・レベル順
1、ひとつひとつわかりやすくを解く
2、英検3級の単語を覚える
3、英検3級の過去問を解く
英語を勉強したくない理由の一つは「目標がない」からです。
数学などは、問題を解くことで自分が成長していることが分かりますが、英語は中々成果が目に見えません。
なので、目に見える成果を目標としましょう。
その一つは「英検3級です」
英検3級は、中学英語の全範囲が出るので(関係代名詞を除く)ここを目標としましょう。
「ステップ1」
まずは、文法を身につけましょう。
中学3年間すべての文法が乗っていて、解きながら学べるのでこれをやりましょう。
「ステップ2」
単語を覚えないと、文法が分かっていても解けません。
なので、英検3級の単語帳で単語を覚えましょう。
覚え方は「1週間同じ単語を毎日100単語を眺める・音読する」ことです。
書くより圧倒的に負担が少なく、覚えやすいのでおすすめです。
「ステップ3」
英検3級の過去問を解きましょう。
7割程度取れると、身に付いた証拠なので自分の実力を測るために試験と同じ時間で解いてみましょう。
過去問は、英検公式サイトでアップされているので是非やってみてください。
テキストでやりたい人は、こちらをおすすめします。
5科目勉強する時期は?
高校受験を考えている人は、5科目全て勉強したいでしょう。
5科目全て勉強し始める時期は「勉強を習慣化出来た時」です。
勉強をするのに、抵抗なく出来るようになったら徐々に量を増やしていきましょう。
一日1ページを2ページに、2ページを3ページに少しずつ増やしましょう。
おすすめは、やはり「ひとつひとつわかりやすく」シリーズです。
一日1ページでも2か月ぐらいで終わるので、自主勉強にはもってこいです。
好きな事をするために不登校になった子はどうする?
子どもが、好きな事だけをするために不登校になった場合はどうすればいいのでしょうか。
結論「英語」と「数学」をやっていれば大丈夫です。
高校に行って苦労するのは、主にこの2科目なのでこれだけはやってと頼みましょう。
「なんでやらなきゃダメなんだ!」と反抗された場合の解決策を書いておきます。
機会があったら使ってみてください。
「数学に文句言われた場合」
数学は高校に入ったら苦労するから勉強しなさい
↳高校行かない・意味がない
ゲームでもプログラミング、イラスト・全ての物事に数学は使います
↳どこに使うんだ!!
ゲームだったら、相手の動きを読むのに脳トレーニングに、更に数学が分かっていたらプログラミングを読むのに役立つからバグを発見できるかも
プログラミングだったら、プログラムのアルゴリズム・論理的思考をつけるのに持ってこい、数学が苦手なプログラマーはいない
イラストだったら、もし絵を動かしたりVtuberを作りたい場合、数学を学んで損はない
などなど、、
とにかく「基礎が必要」な事を説明しましょう。
「英語に文句言われた場合」
英語は必要だから勉強しなさい
↳なんでだ!!
・海外に行って仕事の幅が広がる
・日本じゃ窮屈なら海外に行けばいい
・ゲームで色んな人と交流できる
・今はグローバル化が進んでいて、もしかしたら将来英語が必須になるかも
・英語のゲームが出来るよ
などなど、、
「今より活動の幅が広がる」という事を説明しましょう。
この言葉は「不登校だけど活力に溢れている(よく笑ったり)」「自分の道がある人」にのみ使ってください。
不登校になりたての、元気がない人にいう事はリスクがあるのでやめましょう。
自主勉強が出来ない人・成績が欲しい人
家で自主勉強が出来ない人や学校の成績が欲しい人は、今から上げる機関に通う事をおすすめします。
私自身、不登校で一番後悔したのは成績なので、是非みてください。
教育支援センター
教育支援センターは、市が運営している「無料」の不登校のための機関です。
そこに行くと、学校で出席扱いになります。
しかし、成績は付かないので注意してください。
興味がある人は、学校に相談したのち通ってみてください。
フリースクール
フリースクールは個人が経営している「有料」の機関です。
色々なフリースクールがありますが、まずは教育支援センターで慣れる事をおすすめします。
いきなり入ると緊張もあると思うので、個人的には教育支援センターに慣れた後入るかどうか決めるのが良いと思います。
こちらは、学校で出席扱いになりフリースクールの勉強実績が学校の成績に反映されます。
検討してみてください。
オンラインフリースクール
先程のフリースクールは、実際に外に出て通わないといけません。
教育支援センターも同等です。
ですが、今はネットが発達していて、オンラインで学校の出席+成績がつくようになっています。
一切外に出ないで、家で完結し勉強内容も見てくれるので、外に出るのが怖い人・家で勉強をしたい人は是非資料を手に取ってみてください。
まとめ
・不登校になりたては、好きな事をさせる
・勉強を始める時は得意教科1科目・一日5分
・徐々に量を増やす
今回伝えたかった事は以上です。
いかがだったでしょうか?
今は不登校児が増えて、何も珍しい事ではありません。
なので、自分の子供・自分自身がどんなタイプでどんな状態なのか見極める必要があります。
不登校で後悔しないように、皆様が一生笑って過ごせることを願ってます。